2011年6月25日土曜日

オペラ鑑賞 トスカ

 今日くらいは晴れ、、と思ったら夕方は雨で、

ウインブルドンの運営は、さぞかし大変でしょう。

週末は暖かくなる予報ですが、蒸し暑い日本に比べれば、

けっして贅沢は言えません。

 さて、昨晩はロイヤルオペラハウスで、オペラを鑑賞。

例のごとくオペラ一年生で、全くをもって無知なので、

とりあえずあらすじを読み、会場へ。

いつもよりさらに上階の席で、天井の模様が手でつかむように、

見えます。



近頃は、パンフレットも買わず、もっぱらただで置いてあるキャストシートをGET。

ここに、配役等が書いてあり、ネットであとの情報は得ます。

この中に小さい紙が挟んであれば、当日のキャストの変更。

お目当ての人が病欠のことも多く、がっかりなことも。

昨晩は何も入っていないので、スケジュール通りかと思われます。

が、幕前にアナウンスがあり、トスカ役のMartina Serafinさんが、

ひどい風邪をひいている、、でも、今日のトスカ役は、

やります、、、(ご容赦を、、ってこと?)。

彼女目当ての方も多かったようで、皆様一安心。

歌姫の役なので、心配でしたが、

私が聞く限り、とてもすばらしい歌声でした。

 さて、先ほどのパンフレットのTOSCAのタイトルの下に

MELODRAMMA という字が見えますか?

メロドラマって和製英語だと思っておりましたが、

英語だったんですね。

でもまさに、メロドラマっていう筋書きでした。

 主な登場人物は4人。

共和主義の政治犯 Angelotti     (Lucas Jakobski)

画家で、共和主義者、そしてトスカの恋人 Cavaradossi   (Marcello Giordani)

ローマの歌姫で、とても嫉妬深いトスカ   Tosca   (Martina Serafin)

警視総監で、ひそかにトスカに恋心を抱く Scarpia (Juha Uusitalo)

第一幕は、嫉妬深いトスカが愛するCavaradossiに、愛を語る場面が、

びっしり。

結構濃厚な感じ。

でも、愛を語るのに、イタリア語はぴったり。

トスカの派手なドレスには、ちょっと閉口しましたが。

脱走してきたLukasをCavaradossiがかくまうシーンもあり。

風邪のわりには、トスカの歌はよかったように思います。

第二幕

王制の下での警視総監 Scarpia が、Cavaradossi を拷問にかけ、

脱走犯の事をはかせるシーン。

そこに、前から目をつけていたトスカを呼び寄せ、

恋人の拷問をたてに、居場所を教えるようにせまるシーン。

Scarpia 役のJuha さん、なかなかの迫力と歌でした。

トスカに手を出そう、、としたときに、トスカに刺されて、、、

という展開。

銃殺にみせかけて、音だけという約束を警視総監からもらっていた

トスカ。

Cavaradossi に二人で逃げて、新しい生活を始めよう、、と誓います。

どろどろした展開、、、オペラの王道でしょうか。

でも、なぜかあんまり感情移入できず。

歌はすばらしかったですよ。

第三幕

銃殺の準備のシーンから。

なぜか、兵士が体を丁寧に拭いて、

制服を着て、帽子をかぶって、、、

そんなシーンに結構な時間を費やします。

ちょっと不思議。

 いよいよ、クライマックス。

空砲の約束が、裏切られ、結局恋人は亡くなり、

トスカも身を投げる、、、という悲しい結末。

 うーーん、やっぱりメロドラマ。

まだまだオペラは勉強不足なのか、よくわかりませんね。



警視総監役、Juha Uusitalo さん。

熱演でした。 たくさんの拍手。




画家でトスカの恋人役 Marcello Giodrani さん

歌も演技もすばらしかったです。



トスカ役のMartina Serafin さん。

風邪をおしての出演とは思えない、すばらしい歌声。

絶好調だったら、どんなでしょうね。


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