このところ、すっかり冬で毎朝氷点下。
それに今朝は、風が強く、顔がさむーーい。
もちろん、日本からのニュースで見る雪国の方に比べれば、
全くたいしたことないのですが、、。
いつものように、10歩以上後ろを、仕方なく付いて来る
うちのわんこさん。
顔の表情もさえず、、。
私が”さあ、帰ろう!” と言うのを、
今か今かと、待ちながら、歩きます。
今年は、暖冬か、と高をくくっていた私。
そんな訳なかった。
でも冬がしっかり寒いと、害虫なども一掃され、
自然のサイクルにも良い、、とか。
さて、昨晩はオペラに出かけました。
”ドンジョバンニ”。
このタイトル、たしか小さいころに発表会でひいた
モーッアルトの曲、、というイメージで、
なんだか、厳かなストーリーとか、以前は思っていたのですが、、。
いやいや、あらすじを読む限り、
思いっきりおんな癖の悪いドンファンのお話。
昔持っていたイメージと、えらく違うやん!
さて、いつものように、5階席からあたりを見ると、
10分前とはいえ、かなり入りが悪い?
実は、昨晩は7時始まり。
普通は7時半始まりなのですが、以外に勘違いした人が
多かったのかも。
インターバルあとは、ほぼ満席でした。
ミュージカルは遅れても、実は入れるのですが、
オペラ&バレエ、インターバルまで、入れません。
オーケストラを確認すると、チェンバロが、、。
私は、このチェンバロの響きが大好きです。
以前住んでいたドイツのハンブルグで、とってもお世話になった
お隣さんがチェンバロを持っていて、
弾かせていただいたことがあるのですが、
なんともいい響き。 バッハの音楽が特にぴったり。
さて、幕があがり、ドンジョバンニが女の部屋に忍び込み、
悪事を働き、、、騎士長である父親に見つかり、格闘に。
父親を殺し、その場を後に、、。
ドンジョバンニの召使のLeporello,
もうこんな主人には、仕えたくない、、と嘆きます。
以前棄てた女Donnna Eivira に後を付けられ、
はてはその女中にも手を出す、、。
村人の結婚式に遭遇し、その新婦にも、、、
というまあどうしようもない、ドンファンの話。
一応コメデイータッチで描かれていますが、
よく考えれば、笑えないその内容。
第一幕の途中、なんだか一階席がざわざわ。
全体をよく見渡せる、私の席。
よーくみると、年配のご婦人が前の席に寄りかかったまま。
係員に知られて、退席されました。
その際、一応歩いてらっしゃったので、ちょっとほっとしました。
以前も、バレエを見に行ったとき、
突然”Oh My God !! " と何度も叫ぶ声が、、。
多分お隣のご主人が発作で、気を失った、、模様。
もちろん舞台は普通に進んでおりましたが、ちょっと場内騒然。
オペラはなかなかの長丁場。
じっと座っているのも、結構疲れます。
年配の方も多く、もしかしたら、時々あることもかも、、と思ってしまいました。
無事回復されることを祈っております。
さて、後半は、それぞれの方が、ソロで歌を披露する場面も多く、、。
が、なんだかやっぱりオペラの歌は、まだまだ勉強不足。
心にしみていきません。
さて、ストーリーは、散々な目に会った人々に、追いかけられた
ドンジョバンニ。
最後は、殺したはずの騎士長の石像が、宴に現れ、
ドンジョバンニを地獄に陥れます。
その際に、舞台のあちこちからかなりの高さの炎。
こちらにも熱気が伝わる、大胆な演出。
これには、びっくりでした。
そして、最後におまけ。
地獄に堕ちたドンジョバンニ。
地獄でも、女の人に手を出し、、。
なんと、全裸の女の人、一秒ほど登場。
このシーンは、ROHのパンフにも載っていて、
一瞬目を疑いました。
まあ、きっと薄い下着をお召しになっている、、とはいえ、
かなり大胆な演出でした。
こちらが、ドンジョバンニ役のGerald Finleyさん。
こちらが、召使役のLorenzo Regazzoさん。華奢な風貌が、役柄にぴったり。
この右の女性が、部屋に進入されて父親を殺された
Donnna Anna 役の Hibla Gerzmavaさん。
その婚約者のDon Ottavio 役の Mattew Polenzaniさん。
昨日飛びぬけて、ブラボーが多かった方。
なかなか、素敵な歌声でした、、と観客の反応で判断?
しかしながら、これが以前ピアノで弾いたドンジョバンニだったとは、、、ちょっと唖然でした。
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