2011年9月19日月曜日

ベリーアイビー Berried Ivy

 今朝おきたら、気温5度。 さむッ。

週末はずっと雨という予報は、実際にはあまりあたらなかったようで、(よくあること)

雨が数回降るけど、晴れたり曇ったり。

イギリスらしい天気の週末でした。

 そこで、おもしろい光景を発見。

よーく目を凝らしてみて下さい。

雨がざーっと結構大量に降った後、ガレージの雨どいの部分に、



ロビンさんが居ます。

何をしているかというと、





派手に水しぶきを飛ばし、水浴び(^^)。

一気に降った雨で、雨どいは水でいっぱい。

それを見て、お越しになったよう。

なんだか、気持ちがほんわかします。

 さて、ここ三日ほど私が腰が痛くなるほど働いたのが、

家の前にある大きなOAK TREEの横を、きれいにすること。

”悪徳棘三兄弟”とでも呼びたい、おびただしい棘の草や木を

一掃。

 まず一つ目は、ブラックベリー。

野生のもので、公園からどんどん進入。

地下茎でがんがん増殖。 棘はささると、飛び上がるほど痛い。

 そして、二番目は、日本名”イラ草”、

こちらでは、NETTLE あるいは、URTICA と呼ばれますが、

ドイツに住んでいたころ、しそと間違えてさわって、ぴりぴりが何日も続いた

すごい棘の持ち主。

こちらも、地下茎でどんどん増えます。

(ドイツや北欧では、食用にもなり、叉薬草としても知られています)

地下茎、恐るべし。

 もう一つの棘の持ち主が、




こちら。

ガーデナーさんに名前を聞いたのですが、忘れました。

ぱっと見は、今の時期赤い実がきれいなのですが、

するどい棘がこちらも、びっしり。

 この棘トリオを処分したら、大袋に5袋。




BEFORE の写真がないので、よくわかりませんが、こんなにすっきり! (自己満足)

 なぜこの作業が必要かというと、これから冬場にかけて、

アレンジに必要なベリーアイビーを採るのに、棘が痛くて困っていたから。

さて、ベリーアイビーとは、、、。

実は、イギリスに来てから、最初ずっと不思議に思っていたのは、

こちらでよくみかける、木のようになったアイビーには、冬場、実がつくこと。

日本でもあるようですが、ほとんど目にしたことがなく、、、。




これです。

今は花が咲き、ミツバチが群がっております。

よく目にする、這い上がっていくタイプのアイビーと、この様に木になったアイビーは、

実際は、同じ種類なのです。

茎に根を出しながら、あちこち登っていくアイビーが、大人になると、

這うのをやめ、葉の形も、五角形からハート形に変化。

そして、花を咲かせ、実をつけるのです。

これをお花の教室で習ったとき、長い間の疑問が解けて、すっきり。




このアイビーの実は、冬場には黒紫色になり、クリスマス時期のアレンジに、

欠かせない GREEN となります。

マーケットに出回らないことも多く、もっぱら自分で採集。

なので、我が家の庭のアイビーを採りやすくするため、雑草一掃に励みました。

 公園や近所のお庭でもよく見るのですが、まさか”アイビー分けて下さい!”

ていうのも、むつかしいし、公園のを勝手にとるのも、法律上×。

このアイビーの実は冬場の食べ物の少ない時期、鳥の格好のえさ。

なので、フローリストと鳥との間では、べりーアイビーをめぐって争奪戦勃発です。

普通はお庭の嫌われもの、やっかいもの扱いですが、

私の目には、いつも”お宝”に写ります。


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